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   2023.05.26.
  群馬県発展の要:工業団地は物流と交通網が・・! 
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働く場所が増えれば人も増える!
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水、電気、地質が揃えばデータセンターだってできる!
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 群馬県の記事4回目です。
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 群馬県の立地環境は「交通の利便性」にあるといわれ、東京から約100㎞に位置し、関越、上信越、北関東、東北の各高速道路、上越、北陸の両新幹線が県土を十文字時に結ぶ交通の要衝でもあるのです。
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 加えて、最近日本列島で毎日起きている地震も、群馬が震源となる地震回数は誠に少ないこともデータで示されています。
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 日本でも屈指の流量を誇る利根川の水源県で、良質な水を豊富に利用でき、群馬県企業局では、県営水力発電所33箇所を運営しており、年間発電力量約8億kwhと、公営電気事業者の中では全国1です。
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 5月1日に山本一太知事が発表した「利根川新橋」建設構想もこの水と電気を活用することで、現在千代田町で進めている工業団地も東京、神奈川、千葉との物流が活発化することを予想してでしょう。
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 千代田町には、千代田工業団地と鞍掛工業団地の2つの工業団地があり、千代田工業団地(事業者・群馬県西邑楽土地開発公社)は、現在18.9haの拡張を計画している。
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千代田町は東京から約60分とアクセス良好なうえ、災害も少ないことから製造工場や物流倉庫等が数多く立地しております。さらに「ふれあいタウン商業用地」では大型店舗が営業しており、今後さらなる発展が見込めます。
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団地名
1.千代田工業団地
2.千代田第二工業団地
3.千代田第三工業団地
4.ふれあいタウン商業用地
5.鞍掛第二工業団地
6.鞍掛舞木工業団地
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群馬県のデータで、IC15分圏域人口は、令和元年度末では150万人が令和11年度末には158万人になると推定している。原因は上越自動車道の整備による吾妻地区の人口上昇である。 
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 県全体として労働人口の減少は進出企業の働き手も減少し、工業団地からの撤退も意味する。2047年には高崎市、前橋市、伊勢崎市と太田市の一部以外は生活サービス機能の維持確保に必要な人口密度が維持されなくなる。
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 群馬県が人口減少対策にどのような政策を取り入れるのか、現在の岸田政権のようにバラマキ主導で「可」とするのか、工業団地の拡大と道路網の整備で企業を呼び込み派生的に人口自然増を期待するのか。
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 山本知事2期目の挑戦内容が知事ブログで「異常発信」されているが、だれが知事になってもこの4年から8年が勝負所であろう。
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 群馬県の利根川新橋のルートが赤岩渡船に繋がるのは見てわかる通りだ。地域計画の「邑楽館林地域図」をみても20号線で利根大堰を通り行田市へ向かう路線拡充より、354号線(舘林バイパス)に繋がる152号線を拡充し、千代田町役場裏を通り38号線(足利千代田線)と交わり赤岩渡船場に繋がるルートの方が有力だろう。
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【邑楽館林地域図】
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 利根川新橋の調査が本年から始まっても、国交省・埼玉県、栃木県などとの協議などに始まり、土地買収、設計、入札までに10年はかかるだろう。山本知事にどれだけの行政手腕があるのか、選挙目当ての構想でないことを願う。
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 関東はデータセンター(DC)の建設が真っ盛りである。特にコロナ過での在宅勤務と働き方改革から各企業がクラウドの導入に力を入れている。DCの立地には、災害リスクの低さや都市圏へのアクセスの良さ、整備された通信インフラなどである。19年に225万㎡だった国内DCの総延べ床面積は、25年に約1.5倍の350万㎡まで増えると調査会社のIDCジャパンは予測する。
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 データセンターの急増で課題となるのは電力供給量だ。東京電力パワーグリッドは、DCのメッカ印西地区に現在の約3倍の供給を想定。新京葉変電所から千葉印西変電所をつなぐ全長約10kmの電力ケーブル用とう道の掘削を急ぎ、24年3月の完成を目指して整備中だ。
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 DC各社が印西に進出するのは、「地盤の強固さや災害リスクの低さが魅力的」だという。加えて同地区は都心や成田空港へのアクセスに優れる。群馬県がDC候補地にならないのは、茨城県北部や千葉県南房総にある海底ケーブルの陸揚げ地点に近いことも上げられる。
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しかし、他地区のDCがすべて海底ケーブルに近いわけではない。何といっても「地盤の強固な地域」であることが第一条件である。
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 他地区でDCが集積する大阪府箕面市の彩都エリアも地盤が固く、東京・多摩地域の一部は印西地区とほぼ同じ地層の特徴を持つという。
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 データセンターが集中しているのは
関東 61.1%
関西 24.1%
中部  4.9% である。
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 印西市の葉ニュータウン地区は、約7万年から15万年前に形成された古くからの段丘層である下総台地上に位置するため水害リスクも低く、補強工事不要率は92%だという。
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 群馬県も、DC地震が少ない分候補地になれるかもしれない。
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 東京、千葉、横浜へ向かっている物流の。製造の工業団地だけでなく、DS用の工業団も必要なのかもしれない。そのためにも自動車交通もの整備は喫緊の課題であろう。

【多様な移動手段の確保】
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【物流ニーズの変化】
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 山本知事の「利根川新橋構想」は御多分に漏れず、知事選目当てな分も多分にあろう。2019年の初挑戦の時は参議院議員現職という知名度と、現職大沢知事4選出馬の真向対決ではあったが、最終結論は山本一太議員が自身のブログでも書いているが、
”2018年11月17、18両日のデータとした上で、群馬県全体で現職の大沢正明知事が24・7%なのに対し、自身は50・30%とダブルスコアをつけていると主張。群馬県の市部と郡部でも、それぞれ約50%の支持があり、20%台の大沢氏をリードしているという。
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 山本氏は「ありのままの事実を冷静に記す」とした上で、「性別、年代別、職業別のすべてのジャンルでも、自分と現職知事の間に2倍の差がついている」「全体がダブルスコアの優勢ということは、ほぼ県内全域で勝っていると判断してよさそうだ」と、自身が優勢だと持論を展開。自民党支持者でも、6割以上の支持を得たとしている。”と書いている。どちらかというと、データによる勝ち戦を意識していると見える。
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