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   2023.10.04.
  延岡市・不祥事:組織ぐるみの公文書改ざん! 
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議会が調査へ・初めて百条委員会設置!
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 延岡市は9月28日、8月に発表した市職員の不祥事を巡り、市の備品を窃取したとして懲戒免職とした総務課元主任主事の30代男性を窃盗容疑で延岡署に告訴したと明らかにした。また、上下水道局の40~60代職員3人も虚偽公文書作成などの容疑で告発した。
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 宮崎県延岡市は8月10日、備品を盗んだり、書類を偽造したりしたなどとして、職員7人を懲戒処分にしたと発表。
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 懲戒免職になったのは、総務課の主任主事(38)。2022年4月から23年2月ごろにかけて、職場のカメラの望遠レンズなど4点(購入価格計約79万円)を盗み、ギャンブルの借金返済のため売却した。
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 レンズがないことに気づいた同僚に「修理に出している」とうそをついていたという。報告を受けた当時の上司も適切な対応を取らなかったとして、減給10分の1(6カ月)とした。
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 また、上下水道局の40~60代(当時在籍を含む)の職員5人を停職3~6カ月、減給10分の1(2カ月)、戒告の処分。
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 汚水を流す公共ますを設置する際、契約を結ばずに業者に工事をさせ、つじつまを合わせるために書類を偽造した。点検や調査業務の委託でも、随意契約のルールに違反していた。
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 読谷山洋司市長は会見し、「事案によっては告訴を視野に警察と相談している。再発防止に努めたい」と陳謝。自身の処分も検討するとした。処分は1、2日付で、市側は発表までに時間がかかった理由を「準備のため」と釈明した。
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 延岡市の、組織ぐるみでの公文書改ざんや、備品の窃盗などを受け、市議会(松田満男議長)は9月29日、地方自治法100条に基づく調査特別委員会(百条委)を設置した。事件を起こした職員や業者から事情を聴き、経緯を調べる。議会事務局によると、記録が残る限りでは、同市議会で百条委が設置されるのは初めて。
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 9月定例会最終日のこの日、最大会派「自民党きずなの会」の北林幹雄議員ら3人が連名で設置の決議案を提出した。
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 調査対象は
①総務課職員の備品窃盗
②上下水道局職員の虚偽公文書作成等、の2点。
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 北林議員は「市の事件の経緯の説明は足りず、議会として解明すべきだ」と提案理由を述べた。
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 この設置に反対する議員は「職員の処分は終わっており、市の説明で十分」「警察の捜査の結果を待ってからでもいい」と述べた。
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 賛成議員は「警察は犯罪に当たるかどうかを調べるのが仕事で、議会が調査権を行使するのは差し支えない」「いまのままでは市民の疑問に答えられず、さらなる事実確認が必要」と主張した。
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 起立採決の結果、賛成多数で決議案は可決され、百条委の設置が決まった。委員長は北林議員、副委員長は甲斐行雄議員(友愛クラブ)で、議員8人で構成する。
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延岡市は2023年8月、計7人の懲戒処分内容は、
 総務課で広報を担当していた主任主事(当時)が、ギャンブルで作った借金返済のため、備品の望遠レンズなどを盗み売却。同僚にウソの説明をしていたとして、懲戒免職になった。上司も減給になった。
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 上下水道局では、きちんと契約を結ばないまま業者に工事をさせてしまい、代金を支払うための書類をあとから偽造。点検や調査業務の委託でも随意契約のルールに違反し、5人が停職、減給、戒告となった。
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 市は、7人のうちの4人について、窃盗や虚偽公文書作成・同行使などの疑いで、県警延岡署に刑事告訴・告発した。
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 一連の責任を取り、読谷山洋司市長も減給30%(3カ月間)、山本一丸・副市長も同10%(同)となった。
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上下水道局職員による虚偽公文書作成について
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