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   2023.11.14.
  ソフトバンクG・中間決算:投資不振・赤字1.4兆円! 
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ウィーワークへの累計損失は143億ドル(2兆1450億円)!
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 ソフトバンクグループ(SBG)が11月9日発表した2023年9月中間決算(国際会計基準)は、最終的なもうけを示す純損益が1兆4087億円の赤字だった。
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 前年同期の1290億円の赤字から大幅に増え、中間期としては過去最大。投資先のAI(人工知能)関連企業の株価低迷や評価額の下落が響いた。
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 SBGは、AI関連の有望企業に出資する「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」などの投資事業が、株式市況の悪化を受けて苦戦が続いている。
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 投資先では、出資する米シェアオフィス大手ウィーワークが今月6日に経営破綻(はたん)した。その影響で4~9月期は2343億円の損失を計上し、同社への累計損失は143億ドル(2兆1450億円)となった。
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拡大の原因は
▽円安の影響で保有するドル建ての負債が円で見た場合に膨らみ、6480億円の損失を計上した。
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▽2023年6月までの3か月間では6四半期ぶりに黒字となっていた傘下の投資ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の事業が、投資先のスタートアップ企業の株価の下落などで、2588億円の赤字となった。
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▽経営破綻した出資するアメリカのシェアオフィス大手、ウィーワークに関連し、2343億円の損失を計上したことも影響した。
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米ウィーワークが経営破綻については
ソフトバンクグループが出資するアメリカのシェアオフィス大手、ウィーワークは、コロナ禍を背景としたオフィス利用の減少に伴って経営が悪化し、日本の民事再生法にあたる連邦破産法第11条の適用をアメリカの裁判所に申請して経営破綻。
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ウィーワークは6日、日本の民事再生法にあたる連邦破産法第11条の適用をアメリカの裁判所に申請したと発表し、経営破綻した。
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会社は2010年の設立以来、日本を含む世界でシェアオフィスを展開し、日本のソフトバンクグループが出資していた。
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2023年8月、6月までの3か月間の決算を発表した際には、最終赤字となったことに加え、会社として事業を継続する能力に「重大な疑義がある」と明らかにしていました。
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ウィーワークに対しては、ソフトバンクグループが傘下の投資ファンドを通じて2017年から出資を続け、ことし3月末の時点で出資比率は、議決権ベースで49.9%に達している。
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オフィス需要の減少などで経営の立て直しは進まず、株価の大幅な下落などによってソフトバンクグループは2022年度1年間の決算でおよそ6000億円の損失を計上。
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ウィーワークに対する出資額はこれまでに合わせて118億ドル余り、社債などの取得額は41億ドル余りで、合計でおよそ160億ドルにのぼっている。
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