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   2024.03.03.
  群馬県大泉町・人口の20%外国人:正規職員に採用へ・町長! 
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他の自治体にも広まってほしい!
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「反対」意見の7割は県外から!
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 群馬県大泉町は2023年12月26日、外国籍の人も正規職員として採用できるようにすると発表した。2024年度に行う25年度採用の試験から、一般事務職を含む全職種で国籍条項を廃止する。町によると、全職種で国籍条項をなくすのは県内で初めて。
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 町内の外国人の数は11月末時点で8306人と人口の20.02%を占めるほか、国籍も51か国にわたっており、外国人住民へのサービスの向上などにつなげる。村山俊明町長は定例記者会見で「他の自治体にも国籍条項撤廃の動きが広まってほしい」と話した。
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 ただ、町は国の方針に従い、外国籍の職員は課長職以上に昇進させず、徴税や許認可を行う職務にも就かせない。
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 外国籍職員の採用をめぐっては、県も2022年9月、23年の職員採用試験から国籍条項を全面的に撤廃する方針を示したが、否定的な意見が多く寄せられ、撤廃時期を先送りしている。
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 外国籍の人を正規職員で採用する方針を発表していた群馬県大泉町の村山俊明町長は2024年3月1日、町内外から寄せられた78件の意見のうち95%が反対だったと明らかにした。
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 町は23年12月、新年度に行う2025年度採用試験から、全職種で国籍条項を廃止する方針を公表した。
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 町によると、2月末までにメールや電話などで78件の意見があり、賛成が4件、反対は74件だった。7割は県外からだった。「町職員になりたければ日本国籍を取得すべきだ」「個人情報や機密情報などを取り扱うのはいかがなものか」などの声があったという。
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 定例記者会見で村山町長は「理解を得るのは難しいが、町としては採用する方針にぶれはない」と述べた。
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東洋経済の2020年3月9日の記事によると、
群馬県でいちばん小さな町「大泉町」に住む外国人の数は7997人(大泉町調べ・令和2年1月31日時点)。人口わずか4万2000人ほどの町民のうち、およそ5人に1人が外国人だ。日本有数の外国人タウン、といっても決して大げさではないだろう。

時代をさかのぼると、1986年時点では、町内の外国人居住者の数はわずか222人だった。現在は外国人居住者の大半を占める4580人のブラジル人も当時は0人だった。
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町が一変するのは1990年を迎えてからだ。SUBARUや三洋電機(現・Panasonic)、味の素といった大手企業の製造現場において深刻な人材難が生じた。1990年に入管法が改定され、定住者への在留資格が創設された影響で、1992年には一気に2304人の外国人が移住をしてきている。
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そのうちブラジル人は1528人を数え、大泉町は“日本のブラジル”と呼ばれるほど南米系のコミュニティーが強くなったのだ。母国よりお金が稼げるいわゆる“出稼ぎ”労働者と、労働力を求める自治体の意図が合致したことで、多くの南米からの移民がこの地を目指した。
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そして、この勢いは一時的なものでは終わらなかった。2008年のリーマンショックでは一時的に約80%の日系人は解雇に至っている。全国約32万人の日系ブラジル人の数が、約16万人に減少したあおりを受けるように、多くの居住者はこの町を離れた。それでも不思議なことに、数年後には彼らは再び大泉町に戻ってきていた。
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ブラジル人向けのショッピングセンターだったブラジリアンプラザ。ブラジルタウンであった大泉町に新たな変化が生じたのは、この数年のことだ。
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移民政策へと舵を取った日本政府の政策の影響で、日本人は減少傾向にもかかわらず、外国人の定住者の数は増え続けており、5年前と比較しても実に1200人以上が増加。とくにアジアからの移民の増加が顕著で、10年間で1000人近いアジア系の移民がこの町に移り住んでいる。
以上引用終わり。
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大泉町の外国人人口表では、
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・令和4年1月31日現在

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・令和4年12月31日現在

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・令和5年12月31日

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 国情の違う国から来た労働者が、生真面目な日本の習性に馴染むには何十年もかかるだろう。税金滞納問題や失業による生活保護など「気に喰わないと感じる日本人も多いだろう」が、気長にやらなければ居つかないのも事実だろう。
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 このままでは少子化の影響で沈む国となるが、欧米のように正式に移民として受け入れ労働者維持を図るのか、単に労働受入として外国人を入国させるのか、日本政府は現時点では移民鎖国性ではあるが、いつまでも自国の都合で外国人労働者受け入れをしてはいけない。
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 日本各地の消えそうな小自治体が大泉町のような試行錯誤を繰り返しながら、自治を形成するのも一つの道ではないだろうか。
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